家づくりレッスン

Lesson12:行事の飾り、どこに仕舞う


 

お雛様や五月人形、クリスマスツリー・・・

お家づくりを考えるとき、飾る場所をあれこれ想像するのも楽しいですよね。

それと一緒に考えたいのが、「これ、どこにしまおうか?」ということ。

いくら飾る場所を確保しても、しまう場所がイマイチだと出し入れが億劫になり、飾らなくなってしまうかもしれません。

今回は、家を建ててから5年後も10年後も20年後もずっと行事ごとの飾りを楽しめる収納の考え方についてお伝えします。

 

 

 

お家づくりのヒアリングの中で、

「リビングにクリスマスツリーを飾りたい」

「畳コーナーを設けてお雛様を飾れるようにしたい」といった、

『ここに、あれを飾りたい』のご要望はよくいただきます。

 

飾る場所とともに考えなくてはいけないのが、飾っていない時にしまう場所です。

行事の飾りは、飾っておく期間よりも しまっている期間のほうが長いですよね。

 

 

雛人形や五月人形のメーカーさんによると、お人形は

「湿気が少なく風通しがよい」、「大きな寒暖差がない」、「直射日光が当たらない」

という条件の場所が適しており、床置きはNGとのこと。場所としては押入上段や天袋が例として挙げれらていました。

 

 

とはいえ、ものによっては箱が大きく、天袋へしまうには動作が大変な場合が多々あると思います。

ですので、押入上段や、納戸に中段を設けるのが

お人形にも安心で出し入れの負担も少ないと言えるのではないでしょうか。

 

ただ、和室が無いと押入は計画しませんし、

納戸も「お布団をしまいたい」等の明確なご要望が無いとなかなか中段を計画しておくことは少ないと思います。

可動棚は付いていることが多いですが、お人形の箱がしまえる寸法かどうか注意が必要ですね。

これはやはり、お家のプランニング段階から「どこに何をしまうか」を考えて設計士さんに伝えておく必要があります。

 

 

クリスマスツリーに関しては、大きさも様々です。

また、オーナメントやリース、サンタクロースの衣装などクリスマス関連グッズもたくさんお持ちの場合もあると思います。

それらは収納場所をバラバラにせず、「クリスマスグッズ」としてグルーピングしてまとめて置くのが出しやすいポイントです。

それなりのスペースが必要となるので、こちらについても

どの程度の大きさのものがどのくらいの量があるのか、(またはこれから購入予定か)を

事前に設計士さんに伝えて場所を確保しておくことが安心ですね。

また、段々買い足すことも想定して余裕を持ったスペースを確保しておくと、毎年のクリスマスの準備をより一層楽しめそうですね。

 

 

なお、収納は基本的には「使う場所の近くにしまう」のが使いやすいです。

 

1階に飾るのにしまう場所が2階にあると、

距離がありますし階段の上り下りも大きな箱を抱えていると危険ですよね。

できれば、飾る階に収納場所を計画したいです。

 

 

お正月、ひな祭り、こどもの日、クリスマス。

昔から親しまれている行事に加え、ここ10~20年でハロウィンもすっかり定着しました。

また近年ではイースターも日本でも知られてきましたね。

 

今はまだ認知度の低い、様々な国の多様な行事がこれからもっと日本でも盛り上がるかもしれません。

 

季節や行事ごとに、気軽に飾りやインテリアを変えて日々を楽しめたら素敵ですね。

飾る場所と収納する場所をセットで計画して、暮らしをもっと楽しんでいただきたいです。 


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